安産岩田帯のいわれと効用

出産を控えて、腹帯を着けると、母になる喜びも一段と実感が伴うものです。 腹帯を着ける習慣は、神功皇后の頃からといわれ、おめでたがはっきりした妊娠5ヶ月目(第16〜19週)戌の日に腹帯を巻いて、 祝膳を囲んでお祝いをするという風習が盛んでした。 帯祝いのことを「着帯の祝」ともいいますが、そもそもは室町時代の武家のしきたりからきたもので、 その当時は子孫の誕生を祝い、家の繁栄を願ううえでもこの帯祝いは大切な行事でした。 戌の日に行うのも犬(戌)は多産で、しかもお産が軽いのであやかりたいという願いが 込められています。 徳川時代には、上腹部を強く締めて胎児の大きくなるのを防ぎ、 難産を避けるのが主な目的でしたが、現在では、

@お腹が冷えないようにする     
A胎児を一定の位置に保つ      
B身体の安定を保ち、動作を軽快にする
Cお腹の筋肉が伸びきらないようにする

等の目的で着帯が行われます。 この帯祝いは流産しやすい妊娠初期を無事に終え、安定期に入ってほっと一安心したときに行われる儀式ですから、 ここであらためておなかの赤ちゃんの、無事な成長と、安産を願うと同時にお母さん自身の気持ちを引き締めて 母親としての自覚を促すという意味もあるでしょう。無事出産を終えて、七十五日目に、安産お礼参りとして、 さらのサラシ1反を持って参拝されますのが、昔からのしきたりです。

 


安産御祈祷について

戌の日以外でも、毎日朝9時から夕3時半まで受け付けしておりますので、予約は不要です。 お一方(お一組)ずつの御案内を原則としておりますが、 混雑する場合は、同じ御祈祷を受けられる複数の方(組)での御案内となります。 特に、【大安、土日祝日、これらが重なる戌の日】は、 大変な混雑となり、待ち時間が1時間以上になる事もございますので、 お時間に余裕を持たれて御計画されますようお願い致します。


    内        容


 祈祷料 


  安産祈願:祈祷のみ


 8000円 


    :祈祷・岩田帯付き


 10000円 


    :祈祷・コルセット付き


 12000円 


   
※帯や、コルセットといった物は、御祈祷のお下がりとしての授与となります。 その為、帯やコルセット単体での授与はしていません。ご了承下さい。 なお、自身で用意された帯、コルセット等を受付の際に、お持ち戴きましたら、 ご一緒に御祈祷いたしますので、お申し出下さい。



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